note:https://note.com/nkamiya/n/n938b780c4e0d
今、手元にある「兵法書」を探しているけど、全然見つからない。
これは「兵法」ではないのか??
橋頭堡という言葉で思い出すのは秀吉の「墨俣一夜城」。
この記事には簡単な地図まであるので解りやすいです。
何事にも取っ掛かりが必要で、ビジネスを起こすにも「拠点」が必要です。
ただ橋頭堡としてどこかの地域に「拠点」を儲けるだけでは動き出しません。
商売のネタとなるものと、人と人とを繋ぐ人脈が必要でしょう。
その「拠点」にどういう人物を据えるかで「橋頭堡」の存在の大きさも左右されます。
「橋頭堡」の意味合いをよく理解し、そこに挑める人物であれば大きな功績を上げることも可能でしょう。
ただただ言われたから行う。その重要性を理解しておらず、
覚悟もなければその困難さ、苦労に堪えられずに橋頭堡作戦は崩れ去ります。
★
さて、そもそも「駅伝」と「兵法」の両方を満たしていない気がしてきましたね。
今回はこじつけのような気がするかもしれません。その時はご容赦を。
あくまで自分の解釈なので、違った解釈の方は申し訳ないです。
★「駅伝」ではその橋頭堡の役目を追う人が居る。★
例えば「大黒柱」という存在。
オーダーを決める際にそこで稼げるかどうかではなく、
その区間でどんな時でも踏ん張ってくれそうな選手を一番最初に据えること。
自分がそのつもりでいました。
箱根駅伝で2区を担当する上で各校のエースが集う。
当時は華々しい実績を持つ各校のエースたちはチームの成績の有無を大きく左右し、
期待も大きかったのでその期待を最大値にする方向で努力していたように思います。
しかし自分の場合はチームの勝利は「橋頭堡」にありだと思っていました。
当時のチーム(特に大学2年と4年)で自分が大量リードを奪うことより、最低限の走りをすること。
どこがどんだけ調子よく行ってもそこから最低限の仕事をすること。
それって簡単なようで意外と難しいと思います。
しかも基本的にはその仕事を「この人なら絶対成し遂げる」という信頼がないと「大黒柱」とはなりません。
大黒柱、ですからね。
絶対に自分がぽきっと行くわけにはいきません。
日々の練習でも、どんなレースでも粘り強く遂行する姿を見せてこそだと思います。
もちろんこういう姿勢はみなが真似する必要はないでしょう。
あくまで「橋頭堡」になってやろうという考え方から「大黒柱」に辿り着いた次第。
★
これは組織、チームでの役割も同じだと思います。
「大黒柱」がしっかりしていないとだめだし、
それを支える数々の支柱や梁がダメでも家はしっかり建ちません。
★さてもう一つの「兵法」が問題です。★
「橋頭堡」になろうとするのは凄く疲労します。
その掛かる重圧や負担感も並大抵ではありません。
何せ基本的には「敵」の陣地へ向けた最前線に置く拠点。
敵の目は真っ先にそこに向いてきますからね。
そこの感覚を解らず安易に「橋頭堡作戦」を立案、指示する上司では話になりません。
そういった意味ではこういった本も役立ちます。
名将たちの指揮と戦略 勝つためのリーダー学 (PHP新書)松村 劭
★
現代のM&Aの考えの一つにその分野、業界に参入していく為に
一つの取っ掛かりとして「事業」を会社ごと買い取る手段も使われていますよね。
もちろん兵法だと相手のどこかに楔を打ち込むように「橋頭堡」を築くのですが。
そう考えると戦略書の類に載っていたかな??
楔を打ち込む(クサビヲウチコム)とは - コトバンク
どこかの地域や大学、組織がスポーツに参入しようとすると
先ずは「監督」なり「経営人材」を一人招聘するところから始めるのと同じですね。
その人を「橋頭堡」に、徐々にネットワーク構築、拠点拡大、シェア拡大を目指します。
★
[[孫子新訂 (岩波文庫) [ 金谷治 ]>>https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/015bf5da.2b977fdf...]]
p77にある虚実編第六あたりが指し示していてそこから解釈、派生した「兵法」にも感じるのですが、
『孫子』って物凄く解説本、関連本が出ているから内容が分厚いイメージがあるじゃないですか?
でも実際は凄く簡素で、その一文、一言が金言の集まりなのでスゴイんですよね。
p77 出其所不赴 其の必ず赴く所に出で
→敵が必ずはせつけて来るような所に出撃し
これくらい短しです。
★
三国志の諸葛孔明と言えばスターですよね。
燦然と輝く。その実像は解りませんが、「兵法家」としてよりはその「戦略家」としての面が大きく見えます。
このnoteでの「橋頭堡」という考えも孔明から多く感じられます。
弱者の兵法宜しく、最終的にはどうしても上手く行かないことが多かったですが、
それでも拠点を築き上げ、そこからネットワークや戦略的拠点を結び付けていく様相は現代でも活用できます。
孔明の場合、人脈においても自分を拠点に婚姻によって荊州人脈に入り込んで行ったりしています。
人生そのものが大いなる戦略家として注目できる人です。
★
残念ながらそのものずばりの「言葉」は見つからず、
兵法書や戦略書に散見される感じです。
西洋で言えば『戦略論』クラウゼヴィッツあたりが良いかもしれません。
超要点解説とキーワードでわかる・使えるクラウゼヴィッツの戦略/守屋淳
★終わりに★
長くなりましたが、原典が見つからず残念ですが、
大体の所は伝わったかなと思います。
オーダーだけでなく、その駅伝大会に向けてどのような戦略を以って
日頃から育成、構築をしていくかに想いを馳せて頂ければ幸いです。
今、手元にある「兵法書」を探しているけど、全然見つからない。
これは「兵法」ではないのか??
橋頭堡という言葉で思い出すのは秀吉の「墨俣一夜城」。
この記事には簡単な地図まであるので解りやすいです。
何事にも取っ掛かりが必要で、ビジネスを起こすにも「拠点」が必要です。
ただ橋頭堡としてどこかの地域に「拠点」を儲けるだけでは動き出しません。
商売のネタとなるものと、人と人とを繋ぐ人脈が必要でしょう。
その「拠点」にどういう人物を据えるかで「橋頭堡」の存在の大きさも左右されます。
「橋頭堡」の意味合いをよく理解し、そこに挑める人物であれば大きな功績を上げることも可能でしょう。
ただただ言われたから行う。その重要性を理解しておらず、
覚悟もなければその困難さ、苦労に堪えられずに橋頭堡作戦は崩れ去ります。
★
さて、そもそも「駅伝」と「兵法」の両方を満たしていない気がしてきましたね。
今回はこじつけのような気がするかもしれません。その時はご容赦を。
あくまで自分の解釈なので、違った解釈の方は申し訳ないです。
★「駅伝」ではその橋頭堡の役目を追う人が居る。★
例えば「大黒柱」という存在。
オーダーを決める際にそこで稼げるかどうかではなく、
その区間でどんな時でも踏ん張ってくれそうな選手を一番最初に据えること。
自分がそのつもりでいました。
箱根駅伝で2区を担当する上で各校のエースが集う。
当時は華々しい実績を持つ各校のエースたちはチームの成績の有無を大きく左右し、
期待も大きかったのでその期待を最大値にする方向で努力していたように思います。
しかし自分の場合はチームの勝利は「橋頭堡」にありだと思っていました。
当時のチーム(特に大学2年と4年)で自分が大量リードを奪うことより、最低限の走りをすること。
どこがどんだけ調子よく行ってもそこから最低限の仕事をすること。
それって簡単なようで意外と難しいと思います。
しかも基本的にはその仕事を「この人なら絶対成し遂げる」という信頼がないと「大黒柱」とはなりません。
大黒柱、ですからね。
絶対に自分がぽきっと行くわけにはいきません。
日々の練習でも、どんなレースでも粘り強く遂行する姿を見せてこそだと思います。
もちろんこういう姿勢はみなが真似する必要はないでしょう。
あくまで「橋頭堡」になってやろうという考え方から「大黒柱」に辿り着いた次第。
★
これは組織、チームでの役割も同じだと思います。
「大黒柱」がしっかりしていないとだめだし、
それを支える数々の支柱や梁がダメでも家はしっかり建ちません。
★さてもう一つの「兵法」が問題です。★
「橋頭堡」になろうとするのは凄く疲労します。
その掛かる重圧や負担感も並大抵ではありません。
何せ基本的には「敵」の陣地へ向けた最前線に置く拠点。
敵の目は真っ先にそこに向いてきますからね。
そこの感覚を解らず安易に「橋頭堡作戦」を立案、指示する上司では話になりません。
そういった意味ではこういった本も役立ちます。
名将たちの指揮と戦略 勝つためのリーダー学 (PHP新書)松村 劭
★
現代のM&Aの考えの一つにその分野、業界に参入していく為に
一つの取っ掛かりとして「事業」を会社ごと買い取る手段も使われていますよね。
もちろん兵法だと相手のどこかに楔を打ち込むように「橋頭堡」を築くのですが。
そう考えると戦略書の類に載っていたかな??
楔を打ち込む(クサビヲウチコム)とは - コトバンク
どこかの地域や大学、組織がスポーツに参入しようとすると
先ずは「監督」なり「経営人材」を一人招聘するところから始めるのと同じですね。
その人を「橋頭堡」に、徐々にネットワーク構築、拠点拡大、シェア拡大を目指します。
★
[[孫子新訂 (岩波文庫) [ 金谷治 ]>>https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/015bf5da.2b977fdf...]]
p77にある虚実編第六あたりが指し示していてそこから解釈、派生した「兵法」にも感じるのですが、
『孫子』って物凄く解説本、関連本が出ているから内容が分厚いイメージがあるじゃないですか?
でも実際は凄く簡素で、その一文、一言が金言の集まりなのでスゴイんですよね。
p77 出其所不赴 其の必ず赴く所に出で
→敵が必ずはせつけて来るような所に出撃し
これくらい短しです。
★
三国志の諸葛孔明と言えばスターですよね。
燦然と輝く。その実像は解りませんが、「兵法家」としてよりはその「戦略家」としての面が大きく見えます。
このnoteでの「橋頭堡」という考えも孔明から多く感じられます。
弱者の兵法宜しく、最終的にはどうしても上手く行かないことが多かったですが、
それでも拠点を築き上げ、そこからネットワークや戦略的拠点を結び付けていく様相は現代でも活用できます。
孔明の場合、人脈においても自分を拠点に婚姻によって荊州人脈に入り込んで行ったりしています。
人生そのものが大いなる戦略家として注目できる人です。
★
残念ながらそのものずばりの「言葉」は見つからず、
兵法書や戦略書に散見される感じです。
西洋で言えば『戦略論』クラウゼヴィッツあたりが良いかもしれません。
超要点解説とキーワードでわかる・使えるクラウゼヴィッツの戦略/守屋淳
★終わりに★
長くなりましたが、原典が見つからず残念ですが、
大体の所は伝わったかなと思います。
オーダーだけでなく、その駅伝大会に向けてどのような戦略を以って
日頃から育成、構築をしていくかに想いを馳せて頂ければ幸いです。
コメントをかく