ランニングに関わる考察 - 走らないではなく、走れないのは辛い
note:https://note.com/nkamiya/n/nc9b2645a76c2

故障、体調不良の何が怖いかって「走れない」ことです。
現役時代に一番恐れていたのはまさにそこ。
明日朝起きたら走れなくなってたらどうしよう?ということ。

引退する時に「走らなくて良い」とは思っても、
走れないことを想定する人はあまり居ないと思う。
走ろうと思えば走れる状態に戻ると思いがち。

どこか痛めて、状態が悪い為、競技続行を諦める。
そのうち時間が経つと共に痛みも無くなり走ろうと思えば走れる。

実はそうならなかったりするんですよね。
何年経っても持病は持病のまま。
ちょっと走ったり、日常生活で無理をすると痛みが発生する。
不調がやってくる。



だから走ろうと思っても「走れない」。

これを防ごうと思えば初心の頃から先を見据え、生涯スポーツ、競技が
自分の心身を蝕んで途絶しないような取り組み方、技術やスキル、マインドを育んでいく必要があるんですよね。

科学的知見、知識、知恵、コーチなどの指導や経験・・・

強くなる為だけでなく、安全に、中長期的にも悲惨な状況にならない為にも。
リスクマネジメントはしておきたいところ。



もちろん突発的なケガや不調というのは誰しも起きるわけで。
そんな時も焦ってバタバタするのではなく、日頃から心構えと対処法を練り、
盛り込みながら取り組むと良いんですよね。

そうでないと「走らない」という休養を自分で定めた場合と比べ、
「走れない」という非常に不本意な状態に陥る。
これは苦しいですからね・・・

なんでもそうですが、自分の意図する選択が出来ているうちはまだ良いですが、
意図しないルートを行かざるを得ないときの苦しさは筆舌し難いものがあります。

そんな不本意な状態にならないよう、日頃から対策、学んでおきたいですね♪