ランニングに関わる考察 - 失敗レース
note:https://note.com/nkamiya/n/n540b527479be


自分にとってはあまり「失敗レース」をした記憶がないんですよね。
もちろん、課題が残ったレースや「目標達成出来なかった」レースは相当数ありますけど。
とりあえず「完全な失敗」というのはそう無いです。


課題や原因、対策を考えるためには自分のレース内容と向き合う必要があります。
的確に、冷静に振り返る。分析する。そうして次へ活かす。
トレーニングに反映していく必要があるんですよね。

しかし「失敗レース」と落ち込んだりする必要はないかな?と考えています。
そこは考え方、気の持ちようで、落ち込んで歩みを止めてしまうよりは、どんどん歩を進めている方が良いと思います。
悔しさもある。だが、大くくりに「失敗」と思考停止するよりは前向きだと思います。



それに負けたレースを「失敗」と言っているうちは不遜かなと思います。
相手が上手で、もっと良いトレーニング、工夫をしてきたことから目を背けているだけだと思う・・・
自分にももっと工夫の余地はなかったか?と自答し、レベルアップに努めるべきだと考えていました。

ただそういった考え方をしていても、これは「失敗レース」だったと今でも思うのは・・・



★二つの大きな心残りがあるレース★
1つは大学4年次の箱根駅伝。
完全な失敗だったし、悔いが残るレースです。
準備段階にもかなり悔いがある。もっとこうしておけば良かったと。
色々予兆はあったし、取り組みに工夫は出来たと思うんですよね。

何より、心身ともに持って行き方を間違えていたとしか思えない。

もう1つは同じく大学4年次の最後に走った東京国際マラソン。
これも同じくトレーニングより、細かい部分での準備不足がありました。
それに決して順調ではない中で、もっと丁寧に目標設定をすれば良かったと今なら考えます。

この2つの大きな失敗は現役時代には取り返すこともなく終わりました。
長い目での「失敗したな」はもちろん色々あるのですが、レースに限ってはこの2つが大きく、
後は失敗というより、力不足、認識不足などが先に来る感じです。



★★★

指導者・アドバイザーとしてこうした「失敗」や考え方は色々な方に共有でき、後進に伝えていくことも出来ます。
こういう失敗は後々まで悔いが残りますよ、これでは結果が出せないですよ、と。

お役に立てば失敗にも意味があった、と自分自身も前向きに捉えられるようになると思うんですよね。
だからこうして記させて頂いています。

参考になれば幸いです。